MC-656-C
2004.10.03

種類 電圧増幅用5極管
用途 搬送電話の中継用に開発された真空管で名称制度制定後はCZ−501−Dとなる。

MC-656Cは日本電気が1938-1939年頃開発した電圧増幅用5極管。日本電気は始め英国STC/Brimar8A1をそのまま国産化しようとしたが「微細構造で,格子よりの電子放出が多く,組立が複雑で量産向きでない」ので断念し,独自にMC-656Cを開発したそうである。1939年,CZ-501Dという名称で逓信省の標準品に制定した。独自に開発した中身はどんなだったかというと,構造はRCA77/6C6に類似し,電気的特性はその後継6SJ72管並列にしたようなものである。6SJ7のヒーター電力を3.5V, 1.0Aに合わせて電極を85%スケールアップするとgm3mA/Vになり,ほぼ似たような球になる。スケールアップはカソードの幅を広げる方法で対応したと考えられる。この球は電話の搬送システムに利用されただけでなく,1940年頃には2kWテレビ送信機の変調器のドライバー段に複数並列接続で用いられた例がある。 川西機械/神戸工業TENは戦後の1948年にCZ-501Dの製造を開始した。日立は記録がないが同じ頃製造に参入したと思われる。

サンプル 左:日本電気 MC−656−C 1948−8
右:住友真空管 CD−501−Dと2重表記(参考)

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