6Z-DH3A/3Z-DH3A/12Z-DH3A 2004.11.20 |
種類 | |
メモ |
検波用単2極高増幅率3極管。東芝マツダ1948。TEN6.3V系1948年。全部松下(1954以前) (原型・構造・特性) 2.5V,1A/6.3V,0.3A/12.0V,0.175A,ST,(H,Pt,G,Pd,K,H) (H)250V,-2.0V,0.9mA,91k,1.1mA/V,μ100 原型は6Z-DH3。トップ・グリッドを足に持ってきたもの。12.0V系は175mAの戦後ホーム・トランスレス・シリーズ用。3Z-DH3Aは後に他のメーカが製作?。 6Z-DH3Aは,日本独自の5球スーパー用ラジオ球で,6Z-DH3の改良版として東芝マツダにより1948年に開発されました。改良とは,トップ・グリッドを廃止して,ベース・ピンに接続した事です。この球は日本のスーパー用球の決定版として,その後の約10年間君臨し続けました。 3Z-DH3Aは,日本独自の5球スーパー用ラジオ球で,6Z-DH3の2.5V管(戦前規格)として,明らかに保守用として開発された球です。米国には75(日本名UZ-75)と同様に2.5V管の2A6(日本名UZ-2A6)がありました。開発の歴史は,3W-C5と同じと見て間違いないでしょう。保守球が枯渇したMT管時代には代替管として3AV6との置き換えが推奨されました。 1個の2極管と1個の3極管をひとつのバルブに封じた2極3極管で、2極部はスーパー受信機の第2検波やAVC回路に使用され、3極部は低周波増幅用として使用されるよう設計されています。6Z-DH3とはベース接続が異なるだけの同規格の真空管です。なおDH3Aは6Z−DH3Aの名称を略しただけの真空管です。
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