トランスレス(100mA)式ラジオ受信機の電力増幅用として設計されています。 すでに流通している150mAトランスレス管(12BE6等)ラジオから省電力化を進めるために登場しました。ただし特性的には30A5とまったく同一でヒーター電力のみ変更した内容です。100mAレス・ラジオのため、18FX6、28R-HV2も開発され、わずか3球でスーパーを構成し、小型で経済的なラジオを目指しました。実際、東芝では、この3球の組み合わせラジオを2台搭載した6球ステレオラジオも発売しています。しかし、100mAレス管は普及にはいたらず、ほとんど市場にでまわらなかったのではないかと思われます。
真空管の索引に戻る