40KG6A
2004.11.20

種類
メモ

モノクロ用の球はPL500/27GB5以降,比較的短期間で改良が行われましたが,カラー管はPL136/35FV5の誕生以降しばらく沈黙が続きました。そして1965年に米国でPhilips系のAmperexから華々しくデヴユーしたのが6KG6(EL505),ダンパー管6EC4(EY500),高圧整流管3BH2(GY501)のシリーズでした。当時,欧州名は付いておらず,後にEL505と銘々されたようです。マグノーバルの太管が使用され,Pb34W(設計最大,絶対最大は40W),米国系の強豪6KD6を凌ぐ性能を持っていました。この球の歌い文句は低+B電圧用でしたが,商用電源電圧の十分高い米国ではメリットは発揮できず,あまり注目を集めませんでした。この球が活躍できるのはやはり欧州でしたが,カラー化が遅れており普及には時間がかかったようです。国内の松下は生産に踏み切らず,35FV5/PL136で通しました。

やがて,欧州のカラー化がようやく進んだ頃,これを改良したPL509/40KG6Aが登場して世界的に有名になりました。日本でも1968年に華々しく登場しました。改良点は,プレート損失を40W(設計最大,設計中心最大では30W)に引き上げたことにあるようです。最近,PL509=40KG6,PL519=40KG6Aと信じている方が多いのですが,これは間違いでしょう。

サンプル

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