15DQ8 2004.11.20 |
種類 | |
メモ |
欧州Philipsは,映像増幅用の複合管PCL84/15DQ8,ECL84/6DX8を1957年頃に開発,米国EIA名はヒータ違いなのですがDXとDQという具合に別名の登録となってしまいました。後に450mA系のLCL84/10DX8を開発し,6DX8系列の名称で登録したと思われます。松下は1958年頃にPCL84/15DQ8だけを国産化して,米国系の6AW8Aに対抗しました。内容的を6AW8Aと比べると,3極部は6AW8Aとほぼ同じですが,ヒータ電力がやや大きいだけあって,5極部はややパービアンスが高く,高gmで,ゼロバイアス電流が大きい,すなわちやや大きい電力管。ですから,廉価版TVを作るにはちょっと大き過ぎる球でした。
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