12BY7A
2004.11.20

種類
メモ

12BY719521月,CBS/Hytronによって開発され,さらに1954年頃にはTVトランスレス用にヒーターウオームアップタイムを管理した12BY7Aが作られました。12BY7の用途として,CBS/HytronTVの映像中間周波増幅,レーダーのパルス増幅,C級高調波発信器などを挙げています。電気的特性は6AG7/6CL6に類似していますが,構造的は6AH6に似ています。電極間容量が改善されており映像増幅管として適しているだけでなく,ヒータが使い易い設計で,トランス付き6.3Vの他,トランスレス600mA系と300mA系にも対応できるという点も買われて,爆発的に普及しました。

欧州でもこれをEL180という名称で登録され,Philips・松下系のTVにも大いに使用されました。果たして欧州本土で使用されたかどうかは不明ですが,少なくともPhilipsPL83/15A6では12BY7Aの肩代わりは出来なかったようです。その意味で,この12BY7Aは米国,欧州,アジアを制した国際的にもトップクラスの球だったのです。国内では東芝マツダ,松下が1956年に国産化し,国内各社も同じ頃製造を始めました。

その後,12BY7Aは改造品種が出た模様ですが日本では知られていません。日本では真空管TV最後の1972年まで元祖12BY7Aが使われました。RCA1974年頃,12BY7A/12BV7/12DQ7という3つの名前の付いた品種を出していました。これらのマイナーチェンジ版は1950年代から1960年代に出た模様で,GEの規格表によれば,12BV7gmを改造したもの,12DQ7は低電圧時の肩特性を規定しスクリーンを丈夫にしたもののようです。しかし,これらの品種は最後に整理され,結局12BY7Aに統合したようです。また,12BY7Aを基にして数々の高性能業務管が作られましたが,ここでは民生用の12BY7Aを直接置き換えできる業務管を紹介しておきます。通測用(Instrument Quality)としてはCBS7733(1961年,金メッキピン),その他8448(詳細不明)があります。

サンプル

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